今回読んだ作品は『子どもをネットにさらすのは罪ですか?』です。
主人公は小学生の娘を持つ主婦の山田あずさ。
夫はモラハラ発言が多く、妻が楽しそうにしているだけで嫌味を言う男です。
一方、娘のふうかはママのことが大好き!
あずさは経済的自立をし、夫と離婚して娘と二人で暮らすことを夢見ています。
一番の問題は、どうやって収入を得られるかということ。
ある時、あずさは動画配信のデイチューブで収益化出来るのでは?と考え始めます。
それがきっかけで娘との関係が大きく変わるとは知らずに──。
このブログ記事は「作品をすでに読んでいる方」もしくは「作品を購入する前に参考にしたい方」を想定しています。
そのため多少のネタバレを含んでいる場合がありますので、ご了承の方のみこの先をお読みくださいませ!
こちらの作品はAmazonの読み放題対象作品でもあります!(私が利用したのは2024年10月)
読み放題についての詳細は、この記事の最後に紹介しています。
『子どもをネットにさらすのは罪ですか?』|個人的な感想
(2025/03/15 20:27:21時点 Amazon調べ-詳細)
Amazonのレビューを見ると、内容が薄いとか、意味が分からなかった、共感出来ない…といった感想が見られました。
これはSNSを普通に「使用している人」と、収益化を見据えて「運用している人」で見方が変わると思います。
SNSでアカウントを伸ばすのは、承認欲求を満たしたいインフルエンサーだけのものではありません。
ジャンルを絞って情報を発信していくタイプの運用は、会社やお店を運営するようなものです。
実際やってみると本当に大変なんですよね。
主人公のあずさは、夫から離れて自活するための方法が欲しかったんです。
それは夫が許せる範囲のパートでは到底叶えられません。
働きに出られる時間も、使える予算も限られているなか、デイチューブにチャンスを感じたのだから必死にくらいつくのは当然のことだと思います。
もともと、子どもの顔どころか、声も出していなかった二人ですから・・・
収益化の壁を突破するかが人生の分かれ目に
ある程度の登録者は増えても、そこから突破するにはやはり他と違うことをしなければ突き抜けることは出来ないんです。
棒にも箸にもかからないほど登録者がいなければ、きっと主人公も諦めたでしょう。
ですが、ちょっとした演出の違いで視聴者の反応が変わったことで、慎重だった主人公も少しずつ流されてしまいます。
ゆむいさんの「ふよぬけ」と比較されていてる方もいましたが、この作品の見どころはモラハラ夫と自立したい妻の物語ではないと私は思いました。
仕事(SNS)の成功を目前にした状況で、親としての理想と、個としての欲望とのせめぎ合い。
この辺りが描かれていて、怖いけれど、面白い作品だと思います。
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