ドロ沼系マンガ感想

『顔で選んだダンナはモラハラの塊でした』は面白い?ネタバレ無し&ネタバレ有りの感想ブログです

顔で選んだダンナはモラハラの塊でした感想

今回はモグさんの
『顔で選んだダンナは
モラハラの塊でした 』

読んだ感想です。

自分にとって史上最高の
イケメン男性と出会った女性の
実体験談コミックです。

遠距離恋愛を経て
二人は結婚しましたが
彼は自称亭主関白の
モラハラ男でした・・・

読むかどうか迷われている方は
参考にしてくださいね。

『顔で選んだダンナはモラハラの塊でした』作品概要

タイトル:顔で選んだダンナはモラハラの塊でした
著者:原案/モグ 漫画/鳥頭ゆば
出版社 : KADOKAWA
発売日 : 2020/6/4

ちほちゃん
ちほちゃん
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登場人物

●モグ
東京在住で、独身時代は販売員だった。
趣味はオンラインゲーム。
友人の紹介でマロと出会う。

●マロ
モグにとって超好みの顔を持つイケメン。
広島県在住、大学は東京だった。
モグと出会った当時は婚約者がいたが
後に相手の浮気が原因で解消する。

●トモ子
モグの友人。
マロとは大学時代に同じサークルだった。
トモ子から見ればマロは
そこまでイケメンではないらしい。

あらすじ

共通の友人を通じて出会ったモグとマロ。

当時はお互い交際相手がいたため
共通の趣味であるオンラインゲームで
交流を続けていました。

出会いから1年半後、お互いがフリーになり
マロからの告白で付き合うことになります。

超理想のイケメンである
マロと付き合えるなんてと
幸せに浸っているモグ。

二人は遠距離恋愛を経て
モグは彼のいる広島へ引っ越し
同棲、そして結婚へと進みます。

バラ色の転機かと思ったそれが
実は彼女の辛い人生の
始まりだったのです・・・・

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管理人
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『極限夫婦』ネタバレ含む感想レビュー!夫婦のドロ沼&スカッと系漫画好きにオススメです

【ネタバレ有り】イケメンがモラハラ男になりやすい理由とは?

【注意】ここより以下はネタバレ含みます!

理由① 周りが自己肯定感を育てるから

妻であるモグさんが
自己肯定感が低かったのと対照的に
夫のマロ氏は自己肯定感の高い
男性だったことが分かります。

なぜ夫マロ氏は
これほどまで自分に
自信を持っていたのでしょうか?

それはイケメンだったことが
彼の自己肯定感を育ててきたのです。

モグさんはマロさんを
見ているだけでも
幸せだと感じていました。

それはきっとモグさんだけでなく
彼のお母さんを筆頭に
多くの女性達からも
視線を感じたことでしょう。

自分はただ息をしているだけ
存在しているだけで
相手を幸福に出来るのです。

そりゃあ自己肯定感が
空まで上昇しちゃいますよね。

理由② 周りが世話をやいてくれる

漫画の中でもありましたが
夫のマロ氏は家事はもちろん
自分の身の回りのことすら
ほとんどしませんでした。

同棲を始めたばかりのモグさんは
彼の世話を出来ること自体に
喜びを感じていたそうです。

きっと、彼の母親をはじめとして
歴代の彼女達もそうだったでしょう。

もう、私がいないとダメなんだから~
などと思っていたかもしれません。

ただ、多くの男女が
一緒に暮らしていくうちに
共に暮らす者として
家事を負担して欲しいと思うものです。

でも、その頃にはもう手遅れ。

現に夫マロ氏は
ゲーム周りを片付けて欲しいと
妻モグさんに言われた際に
こう答えたのでした。

「掃除って 基本女の人がやるもんじゃないの?
俺の母さんいっつもやってたよ!
俺 自分の部屋の掃除なんて
一回もやったことないよー!」

1回も・・・?

夫マロ氏は実家を離れて
東京の大学に通っていたそうです。

4年間もの大学生活の間
誰が掃除をしていたんでしょうね。
(母?彼女?いずれも怖い)

理由③ 周りから親切にされるのが当たり前

実の母親も息子のマロが
とっても大好き!

自分にいつも優しくしてくれて
自分の味方になってくれて
かつイケメンなんですもん・・・
そりゃ甘やかしもしますわね。

大学生時代もバイトさせることなく
仕送りもたっぷり送っていたでしょう。

大学卒業後は家族が経営する
会社で息子を働かせています。

昼に起きて、18時半には帰宅という
とっても甘い労働環境です。

イケメンだった彼は
自己肯定感を高めながら
これまで育ってきました。

自己評価が高い人は
自信にあふれているためか
堂々とした態度が影響して
物事がうまくいくことが多いです。

他人が(主に女性)
自分のためにしてくれて当たり前。

してくれなかったら
自分を大事にしてくれない
冷たい奴だと感じてしまう
子供の様な大人に育ってしまいました。

【ネタバレ有り】モラハラ男の特徴とは?

特徴① 時々見せる優しさのレベルが高い

二人が遠距離恋愛として
付き合って初めてのデートの時のこと。

彼は母親から持たされたと
手作りのお菓子をモグに手渡します。

少し違和感を感じたようですが
これ自体は悪いことじゃないと思うんですよ。

だって遊びのつもりだったら
親に彼女の話なんてしませんからね。

ただ、このマロ君の場合は
優しさが相対的というか
誰が関わっているかで
大きく揺らぐのが問題なんです。

自分の母親が関わる場合は
お母さんが最上位となります。

夫婦(後に子ども)だけの環境では
妻に対する思いやりは一切無くなります。

ただし、外部に出た場合
立ち位置が変わるようです。

家庭内では「自分vs妻」だったのが
外では「自分の家族vs他人」になります。

妻にぶつかって謝らない男性や
泣き止まない赤ん坊に怒鳴る男性など
マロ君はひるまずに食ってかかるのです。

今みたいないことがあったら言えよ
俺が守ってやるから

と言って、妻の頭の上に
手をポンと置いちゃったりして・・・!

こういう少女漫画的な優しさを
サラリと出すところが
恐ろしいですよね。

意識して使うホストと違って
マロ君は天性のものでしょう。

アメとムチの使い方が、上手過ぎます。

特徴② やたらと家族の話題を出してくる

今回のように自分の親を
話題に出すことが多い人もいれば
逆に家族を嫌悪するパターンもあるようです。

要は、自分の家族との距離感が
極端な人が多いということでしょう。

今回の夫マロ氏の場合は
マイルドヤンキー的というか
自分の家族、特に母親を
尊い存在に感じていたようです。

親を大事にしないよりは
してくれた方が良いですが
結婚したら、自分の家族を
最優先に考えてもらいたいですね。

特徴③ 自分を変える気は全くない

夫マロ氏の発言の中で
大きなキーワードとなるのが
亭主関白という言葉です。

二人が入籍する前に
彼はこう言いました。

最初に言っておくけど
俺結婚してもなにもできないし
なにもしないよ?
何気に亭主関白だよ?

少女漫画でツンデレな彼が
言いそうなセリフですよね。

入籍前のラブラブな
じゃれ合いの様にも感じます。

でもね、これ本気だったんです。
ギャグではありませんでした。

結婚しても、パパになっても
家事もせず育児もせず
ひたすらゲームばっかり。

自分を変えない夫マロ氏に
妻のモグさんは怒りを爆発させました。

そこで夫が出した切り札がこちら。

最初に亭主関白だと言った
籍を入れようと言ったのもそっち
俺は別に結婚なんてしたくなかった

それでもいいと結婚したのは
そっちだろう?と言わんばかりです。

それを今さら文句言うのは
お門違いじゃないのか?

そう夫マロ氏は主張しました。

こう言われたら
何も言い返せないですよね・・・

夫マロ氏は自己肯定感が高く
自分に欠点はない
自分を変える必要なんてないと
自信がある証かもしれません。

ここまでくると
むしろ羨ましく感じます。

最後に『顔で選んだダンナはモラハラの塊でした』の結末は前向きでした

この本を読んでいて
モラハラ夫の特徴と同時に
モラハラを受けやすいタイプの
女性の特徴も見えてきました。

チェックリスト
  • 自分は我慢できるからと譲ってしまう
  • 自分の主張を通すのが苦手
  • 自己肯定感が低いと思う
  • 自分の良いところが分からない
  • 自分の欠点ばかりあげてしまう
  • 自分に自信がない
  • 自分の父親もモラハラだった
  • 自分の母親も我慢するタイプだった
  • 他人とケンカするのが苦手

このリストに当てはまるタイプの女性は
モラハラ気味の男性に好まれやすいので
注意してくださいね。

モグさんは子どもが寝た後に
就職に有利な資格を勉強して
無事に合格されたそうです。

それを1つの武器にして
最終的に妻モグさんにとって
前向きな結末を迎えました。

新しい人生を楽しんで欲しいと思います。

なお、あれだけ好みだった夫の顔も
最後には嫌悪感しか感じないそうですよ。

やっぱり顔が良いだけでは
ダメってことですよね~。

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