武嶌波先生の『NOと言えなかった私』を読んだ感想ブログです。
主人公は武嶌先生ご本人。NOと言うのがとっても苦手な気質なのだそうです。
夫に対してだけでなく、それは自分の子供に対しても・・・
そんな武嶌先生が自分の意思を伝えられるようになったのかまでが描かれた、体験コミックエッセイとなります。
私が読んで印象に残ったところや感想についてまとめました。
『NOと言えなかった私』作品概要
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タイトル:NOと言えなかった私
著者:武嶌波 (著)
出版社 : イースト・プレス
発売日 : 2016/3/24
登場人物
●武嶌波
2人の兄を持つ、3人きょうだいの末っ子。母親に対する甘え方を知らずに育ち、今では夫や子供に合わせる依存体質となる。
●夫
公務員。子どもが生まれてからも自分の生活ペースを変えない。食事中もスマホに集中しがち。
●なあちゃん
夫婦の一人娘。少し泣き虫傾向はあるが、自分の気持ちはハッキリ言えるタイプ。
●波さんの母親
かなりマイペース。育児を一切手伝わないモラハラ夫に耐えながら、3人の子供を育てた。
あらすじ
「人に嫌われたくない」「自分さえ我慢すればいい」。両親に対しても『嫌だ』と言えない環境で育った作者。
大人になり結婚したものの夫や自分の子どもにさえ、なかなか『NO』が言えなかった。
そんな彼女が行動分析学者、奥田健次先生との出会いをきっかけに、少しずつ自信がついていき、家族とも対等な関係を築き始めることができて・・・
この作品がお勧めできる人・できない人は?
▼お勧めできる人▼
・自分はHSP気質だと思う女性
・子供は好きなのにどこか疲れてしまう女性
・いつも子供や夫に合わせてしまう女性
▼お勧めできない人▼
・母親は母親らしくあるべきと考えている人
・女性は女性らしくあるべきと考えている人
・最近の女性達は我儘だと感じている人
こういった方には合わない作品かと思われます。
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『NOと言えなかった私』の感想(ネタバレ含みます)
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【注意】ここより以下はネタバレ含みます!
NOを言えない人はこんなに疲れるのだなと
新聞や宗教の勧誘を断るのって疲れますよね。
NOが言える私でも、営業電話を受けて断った後は疲労感が残ります。
でもまさか子供に対して「それは買わないよ」「おやつはもう終わり」みたいな言葉を言うだけで、疲れてしまう人がいるなんて想像しませんでした。
後に、他人に合わせるということは、自分が責任を負わなくてもいいから楽なのだという表現が出てきました。
子供に自分が注意したことによって、お子さんのがっかりが生じたのは自分のせい。つまり責任を負うことですよね。
確かにそうなんですけど、そこまで細かく背負ってしまう人は、生きているだけで消耗するのだろうなと思いました。
真似したくなる!子育ての口癖
子供ってすぐ「〇〇が無いよ~!」って言いますよね。自分の靴下、人形の服、コップのお茶・・・などなど。
寝返りすら出来ない赤ちゃんの頃から世話をしているから、つい条件反射で母親もすぐ対応してしまいがちになるものです。
武嶌さんがマンガの打ち合わせの中で「ごめん」を枕詞にしている場面がありますが、それを行動分析学者の奥田健次先生が指摘する場面がありました。
これ「ごめん」じゃなくていいでしょ
「あっそっか」にしましょう
私もごめんって冒頭につけがちなんですよね。どうしてだろう?と考えてみると、靴下を用意してなくてごめん、コップのお茶が無いことに気が付かなくてごめん、って思ってたんですよ。
でも、赤ちゃんの頃と違って、すでに子供は小学生。お互いに意識のアップデートが出来ていなかったというわけですね。
武嶌さんのお母さんに共感するところ
前作にも登場した武嶌さんのお母さん。
武嶌さんがNOと言えなくなったのは、母親の影響だと捉える方も多いかもしれません。
ただ、私が前作を読んだ時も、このお母さんに私は共感を感じるところがありました。
その1:母親がどんな時でも子供好きとは限らない
子供ってね
言っとくけど24時間かわいいわけじゃないのよ⁉
憎たらしくなる時あんのよ
どんなことをしても、可愛くて仕方ないと思う母親もいるかもしれません。
でも母親だって人間ですから。右の頬を叩かれたら左の頬を出してばかりはいられないです。
コンチクショー!と腹が立つことだってあるんです。
武嶌さんの母親は良くも悪くも正直で、裏表のない人なんだなと思わせられるエピソードでした。
その2:結婚・子育てで自分の時間がなくなる話
あんた結婚て甘くないよ⁉
自分の時間 全然なくなるよ!?
前作で家事を済ませた母親が新聞に集中して、ちっとも自分と遊んでくれなかったと当時を思い出す場面がありました。
でも家事にノータッチの夫、3人の子供の世話をしていた母親が、やっと息を抜けたのが新聞を読む時間だったのではないでしょうか。
今だったらスマホを眺めるようなもの。私もよく家事を終えたタイミングで、ぼーっとどうでもいいネットニュースを眺めてます。
母親も無心になる時間が欲しいですよね。
このお母さんの良いところだと思うところ
何をしても積極的に褒められなかった武嶌さん。
児童会の選挙で落選した時も慰められることなく、社会人になって深夜帰宅するほど働いても心配されることは無かったそうです。
そんな無関心なところある一方、このお母さんならではのメリットもあると思いました。
それは美術方面へ進学することに反対しなかったこと。
芸術系に進んだって食べられるのは一部の才能のある人だけだとか。
そんな食えない分野に進む学費なんて無駄だとか。賛成も心配もされなかったけど、反対もされなかった。
そこは良かったのではないかと思いました。今後は、ほどよい距離感でお付き合いできると良いですね
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