やまもとりえ先生の『望まれて生まれてきたあなたへ』を読んだ感想ブログです。
小児科医のまどかは、産まれたばかりの赤ちゃんを母親が埋めたという事件を報じるニュースを目にします。
テレビに写っていた犯人は、幼い頃に親しかった友人 “のぞみ” で──⁉
最終回までを含めた感想についてまとめました。
『望まれて生まれてきたあなたへ』作品概要
(2024/09/11 07:26:08時点 Amazon調べ-詳細)
タイトル:望まれて生まれてきたあなたへ
著者:やまもとりえ
出版社 : KADOKAWA
発売日 : 2024/4/1
この作品をお勧めしたい人
・社会問題に関心がある人
・子供の格差について思うことがある人
・考察すること、考えることが嫌いではない人
『望まれて生まれてきたあなたへ』の感想(ネタバレ含みます)
(2024/09/11 07:26:08時点 Amazon調べ-詳細)
【注意】ここより以下はネタバレ含みます!
結末は余韻を残すものでした
このブログ記事を読まれる方は、すでに作品を読んでいて他の人の感想を聞きたい人か、もしくは購入するか迷われている人ではないでしょうか?
後者の方にアドバイスするならば、犯人の感情や行動など、事件の背景が描かれている作品ではないということです。
あくまでも主人公である、まどかを中心に描かれています。
具体的に何があって犯行に至ったのかまでは、詳しく描かれてはいません。
そこを目的に購入を迷っているのであれば、お勧めできない作品です。
教育虐待と育児放棄されるならどっちを選ぶ?
個人病院の家に生まれたまどかは、母親に教育に関して厳しく管理されて来ました。
一方、仲良しの同級生、のぞみの家は母子家庭です。
のぞみの母親は夜の仕事で生計をたてていますが、そこまで裕福な暮らしぶりではないようでした。
幸い、子供を置いて家を出て帰ってこない、というようなひどい母親ではありません。
ただ幼い娘に対して、十分に手をかけてあげられかと言われれば・・・そうでもないようですね。
望が家族思いで優しい子だったことが救い
(2024/09/11 07:26:08時点 Amazon調べ-詳細)
子供時代から大人になるまで、母親から選択肢を狭められてきた、まどか。
子供時代から大人になるまで、家族のために自分の可能性はないものと諦めてきた、のぞみ。
最終的に小児科医となり、親の選んだ相手とはいえ素敵な夫と結婚をした、まどか。
最終的に家族に迷惑をかけたくないと、罪を隠すことを選んだ、のぞみ。
やはり生まれ育った環境と、その後に出会う人や世界、アクセスする情報によって大きな差が出来てしまうのだなと思いました。
他にもあります『やまもとりえ作品』マンガ感想
▼普通の幸せを願うことすら贅沢ですか?▼
『わたしは家族がわからない』あらすじとネタバレ含む感想レビュー!読後がめっちゃ重いので要注意
▼人の本音は分からないもの▼
『わたしが誰だかわかりましたか?』ネタバレ含む感想レビュー!タイトル回収よりも深いテーマがそこにある
▼そのカリスマ、本当に良い人ですか?▼
『怖いトモダチ』ネタバレ含む感想レビュー|オンラインサロンで熱狂的な支持をされる彼女の本性は?
漫画を読み放題で読むなら(30日間の無料体験あり)
Amazonの読み放題サービス『Kindle Unlimited(通称アンリミ)』を使えば、対象のマンガや雑誌を1冊まるごと全話読むことが出来ますよ。
スマホ、タブレット、PC等があれば専用の端末は不要です。
しかも初めて利用される方であれば、30日間無料で利用することが出来ちゃいます。
Kindle Unlimited 会員は
このタイトルを追加料金なし
↑本や雑誌に対して、このような表示があるか確認してからご利用くださいね。
- 雑誌・小説・料理本など幅広いジャンルが対象
- 同時に20冊キープ出来る
- 専用の端末は不要(スマホでもOK)
- 初めてなら30日間無料
- 継続した場合は月額980円(税込)で読み放題
- 利用の解約、再開が簡単にできる
Kindle Unlimitedについて、もっと詳しく知りたい方は『Kindle Unlimitedとは?元が取れるひと・取れない人について簡単に説明します』で説明しています。
※Amazonのサイトに移動します