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『ママ、やめます~余命一年の決断~』ネタバレ含む感想レビュー!主婦なら共感しまくりのマンガです

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咲間はち子先生の『ママ、やめます~余命一年の決断~』を読んだ感想ブログです。

家族の世話で毎日があっという間に過ぎ去り、主人公の恭子は気が付けば42歳になっていました。

日々、イライラはするけれど、平凡な毎日がこのまま続くと思っていたのです。

ところがそんな彼女に告げられたのは医師からの「余命一年」という衝撃的な言葉。

そこから自分はどう生きていくのか、自分の人生を見つめ直していく物語です。

心が一番動いたエピソードについて、1巻ごとに感想をまとめました。

Contents
  1. 『ママ、やめます~余命一年の決断~』作品概要
  2. 『ママやめ』1~3巻を無料で読む方法
  3. ママ、やめます~余命一年の決断~1巻の感想(ネタバレ含みます)
  4. ママ、やめます~余命一年の決断~2巻の感想(ネタバレ含みます)
  5. ママ、やめます~余命一年の決断~3巻の感想(ネタバレ含みます)
  6. ママ、やめます~余命一年の決断~4巻の感想(ネタバレ含みます)
  7. ママ、やめます~余命一年の決断~5巻の感想(ネタバレ含みます)
  8. ママ、やめます~余命一年の決断~6巻の感想(ネタバレ含みます)
  9. ママ、やめます~余命一年の決断~7巻の感想(ネタバレ含みます)
  10. ママ、やめます~余命一年の決断~8巻の感想(ネタバレ含みます)
  11. ママ、やめます~余命一年の決断~9巻の感想(ネタバレ含みます)
  12. ママ、やめます~余命一年の決断~10巻の感想(ネタバレ含みます)
  13. ママ、やめます~余命一年の決断~11巻の感想(ネタバレ含みます)
  14. 他にもあります『夫婦のモヤモヤ系』マンガ作品情報

『ママ、やめます~余命一年の決断~』作品概要

タイトル:ママ、やめます~余命一年の決断~
著者:咲間はち子
出版社 : ソルマーレ編集部
発売日 : 2021/11/11~

ちほちゃん
ちほちゃん
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登場人物

●大塚恭子
14歳の娘を持つ女性。独身時代はアパレルメーカーのパタンナーとして働いていた。

●大塚保(たもつ)
恭子の夫。マイペースで口数は少なく自分の世界に入りがち。家のことは全て妻まかせで、娘の親友の名前も知らなかった。

●大塚ことみ
一人娘、14歳の中学生。反抗期で少しワガママな所があり、オシャレにうるさい。身なりに構わない母親に対して上から目線気味。

あらすじ

キッチンのシンクで手洗い
42歳の大塚恭子は、反抗期の娘と口下手な夫の世話に追われる日々を過ごしてきました。

そんなごく平凡な主婦が、医師から余命一年であることを告げられます。

自分のことは全て後回しで「ママ」として生きてきた自分。

最期くらい自分らしく生きたいと決めた恭子は、家族に「ママ卒業」を宣言することから始めます。

すると、これまでの日常が変わり出し―――

この作品がお勧めできる人・できない人は?

▼お勧めできる人▼

・ママ業に追われて疲れ切っている女性
・自分がいなくなったら…と考えたことがある主婦
・私が好きなことって何だっけ?と分からなくなった女性

▼お勧めできない人▼

・自分らしくという風潮が嫌いな人
・妻は妻らしくするべきだと思う人
・家事は得意な人間がすればいいと考える人

管理人
管理人
ちょっと違うな感じた方は、他の作品をご覧ください。

▼家事を嫌々しているように見えた妻は▼
『真綿の檻』ネタバレ含む感想レビュー|まるでミステリー!予想を裏切る展開で大満足の作品です

『ママやめ』1~3巻を無料で読む方法

『ママ、やめます~余命一年の決断~』の単話版1~3巻が、定期的にAmazonの読み放題対象となっています。

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管理人
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どんな作品が対象になるのか知りたいという方は、こちらのKindle Unlimited対象のマンガ感想リストをご覧ください。

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【注意】ここより以下はネタバレ含みます!

ママ、やめます~余命一年の決断~1巻の感想(ネタバレ含みます)

夫や子供にとってママは家政婦?

新聞から目を離さない夫、自分の身なりを整えるのに夢中な娘。洗面所を汚してもそのまま放ったらかしで、自分の物を探すのにも「ママ、あれどこだっけ?」と常に他人任せな家族たち。

管理人
管理人
他人と言っても、2人の他に恭子しかいないんですけどね

慌ただしく家事や家族の対応を終え、やっと椅子に腰かけようとした恭子の視界に入ったのは食べ散らかされた食卓の光景です。

やっと休めると思ったのに、ここも片付けなくちゃ・・・と心がめちゃくちゃ萎えますよね。

管理人
管理人
この部分に共感するお母さん達は多いと思います

何でもやってあげて来たのは母親(妻)が選んだからであって、だから子供も夫もやってもらって当然という人間になるんだ。だから母親(妻)は自業自得なんだという考え方もあるかもしれません。

確かにやってあげずに、本人達に任せておけばいいと言えばそれまです。

ただ問題は家族共通のもの。例えば牛乳はコップについだら、さっさと冷蔵庫にしまわないと悪くなってしまいます。腐って処分したら、その分のお金も無駄にしてしまいます。

お風呂だったら誰かが洗うまで動かない、最初に動いたら負けという「鳴くまで待とうホトトギス」状態になるでしょう。

そして全員の入浴時間が遅くなり、結果、朝なかなか起きてこない様子にヤキモキし、母親(妻)が料理の手を止めて起こしにいくことに・・・!

管理人
管理人
口うるさく言っても家族がなかなか動かないから、先に自分が動いてしまうわけですね

寝坊してなぜか「どうして起こしてくれなかったの⁉」と理不尽に責められるのもママあるある。

そんなことで朝からグズグズされるぐらいなら、起こしてあげた方がマシ。そんな風に考えることだってあるでしょう。

とはいえ、いつかは心を鬼にして、どこかのタイミングで方針変更をしなければ、自分(ママ)の負担は変わらないんですよね。

管理人
管理人
そんな恭子に、余命宣告という強烈なきっかけが訪れたというわけです

最後に:1巻の結末キーワードは「宣言」でした

人生の締め切りを意識した恭子。ママという名の家政婦として、自分の余命を過ごすなんて耐えられなかったようです。

1巻は序章にしか過ぎません。鬼気迫る表情のラストで宣言する恭子がカッコイイですよ!

管理人
管理人
ラストページの表情が3人とも全く違っていて、心情を想像しながらじっくり見比べてくださいね

ママ、やめます~余命一年の決断~2巻の感想(ネタバレ含みます)

仕事で成功した友人に引け目を感じる気持ち

激動の宣言から一夜明け、恭子は疎遠になっていた親友の朋絵に会いに行きます。

専門学校時代に知り合った二人は、朋絵がデザインを、恭子はそこから服に起こすという、お互いの能力を活かせるコンビだったのです。

管理人
管理人
クールで冷静な朋絵と、明るくてちょっと天然な恭子。そんな二人の正反対ぶりも面白いですよ

アパレルメーカーで会社員をしていた二人ですが、朋絵から独立の誘いを受けた恭子。「人生これから!」という矢先に恭子の妊娠が発覚。

それを機に二人の進む道は分かれてしまいました。

管理人
管理人
大好きだった仕事、大好きだった友達、両方から離れるのは心が苦しかったと思います

それから16年、朋絵は一人でブランドを軌道にのせるのに奮闘し、恭子は家族の世話とパートに追われる専業主婦としての日々を過ごします。

15年ぶりに顔を合わせた恭子は美容室に1年もご無沙汰だったぐらい、節約が骨まで染み付いた主婦に変わっていました。

一方の朋絵は自身のブランドファッションに身を包み、成功した大人の女性として現れたのです。

管理人
管理人
元々は自分もファッション業界にいた人間だっただけに、引け目を感じちゃいますよね

自分のことは意外と他人が覚えてる

そんなとき、朋絵から何気ない一言を言われます。それを聞いて思わず立ち上がる恭子。

管理人
管理人
外見こそプチプラですが、目の輝きは昔をとり戻していたようです!

人間、見た目じゃないとは言うけれど、ボロボロの外見では自己肯定感がめちゃめちゃ下がります。

今はまだ収入が増えたわけではないけれど、風通しが良くなった恭子の元には、これから運もお金も流れてくるんじゃないか。そんな明るい気持ちにさせてくれる良い展開でした。

管理人
管理人
恭子にとって朋絵はアイデアとパワーをくれる存在のようですね

最後に:2巻の結末キーワードは「覚醒」でした

2巻の冒頭では子供じみた悪ふざけをした恭子でしたが、もともと、感情豊かでイタズラ好きなタイプだったようです。

子供の世話だけでなく、夫の世話に追われているうちに、本来持っていた天真爛漫なキャラクターを失っていたのですね。

今回、余命宣告を受けたことで、眠っていた自分らしさが目を覚ましたのだと思います。

管理人
管理人
家事や子育てに追われていると、自分の好きなことって後回しですもんね・・・

そんな母親の変わりようを、イラつきながらも受け入れ始めた娘。

何より表情が生き生きと輝き始めた恭子。何だか新しい人生が始まるようなワクワクさ感じました。

ただ心配だったのは、2巻のラストが不穏な空気で終わったこと。

管理人
管理人
最後のセリフを見て、はぁ~~ん??とめくったら、それが2巻のラストでした。ソッコーで3巻を読みたくなりますよ!

ママ、やめます~余命一年の決断~3巻の感想(ネタバレ含みます)

夫にとってママは都合の良いままがいい?

不穏な空気で終わった2巻でしたが、いざ家族が顔を合わせたらそんな空気は流れ、久しぶりに夫婦がゆっくり会話を交わすという穏やかな雰囲気へと変わりました。

管理人
管理人
ほっと一安心かと思いきや・・・

ところがその流れにのって夫の口から出た言葉が、妻の心境を一変させたのです・・・!

「今まで通り」なら
私はあなたの使った
皿を洗っているのでしょうね

(略)

保さんはそれでも
あんな私がよかった?
私は大嫌い

日々の生活に追われ、二人の世話に追われ、少しずつ自分を見失っていたことに気づいていませんでした。

そんな状況から目が覚めかけたところに、夫は一番かけちゃいけない言葉を言ってしまったんですよね。

管理人
管理人
夫自身は悪気なく言っているのですが、そういうとこだぞ?と突っ込まずにはいられません

最後に:3巻の結末キーワードは「無自覚」でした

自分たちが脱ぎ捨てていた服も、散らかしたゴミも、飲んで置きっぱなしのコップも、全て「ママ」が文句を言いながらも片づけてくれました。

思春期でイライラしている娘の対応も、すべて「ママ」がなんとかしてくれました。

自分で動いた方が早いからと行動したのは恭子ですが、恭子がそういう「ママ」になるように夫や娘が追い込んだからでもありますよね。

3巻では妻、夫、娘、それぞれ自覚なしにやってきたことが、今の状況を生んでいたことに気が付くことが出来たようです。

管理人
管理人
ここから家族が変わっていきますよ

ママ、やめます~余命一年の決断~4巻の感想(ネタバレ含みます)

娘にとってどんなママが好き?

ママをやめると宣言してからの恭子は、イライラしながら家事をするよりも、今自分がやりたいことを優先するようになりました。

それは必ずしも家事や育児を放棄するという意味ではなく、娘と一緒に楽しむ時間を増やすようになったのです。

娘にとっても、全ての家事を一人でこなす余裕の無い母親よりも、ちょっと子供っぽい “隙のある母親” の方が良かったようですね。

母親に対してトゲトゲした態度を取っていた娘が、どんどん心を開いていく様子は読んでいて温かい気持ちになれますよ。

管理人
管理人
変化に苦手意識がある父親と違い、女子は受け入れるのが早いですね~

最後に:4巻の結末キーワードは「これからなのに」でした

特に子供を持つ親なら4巻のラストは泣きます。ぜひここは漫画で読んでみてくださいね。

管理人
管理人
読むなら自宅で、できたら一人の時に読むことをおススメします!

ママ、やめます~余命一年の決断~5巻の感想(ネタバレ含みます)

娘の態度が冷たい理由は思春期だけじゃない

父親に対して態度が冷たい、思春期まっただなかの娘ことみ。

娘から見た父親は「仕事とニュースにしか興味がないひと」だったようです。

管理人
管理人
父親自身は、そんな自覚はなかったようでショックを受けてました(笑)

やっぱり人間って、自分のことを好きな人を好きになることが多いじゃないですか。

母親は世話をやいてくれるけど、余裕がなくてカリカリしているし。

父親は自分を含めて、家族全体に興味がないみたい。

そう感じていたから娘もそっけない態度を取っていたんだろうなと思います。

管理人
管理人
病気をきっかけに、お互いに対する関心が強くなってきたようです

最後に:5巻の結末キーワードは「家族の変化」でした

治療をするかどうか迷っていた恭子でしたが、5巻のラストでついに決断をします。

背中を押したのは夫や娘たちの変化でした。

管理人
管理人
治療をしても完治するわけじゃないからこそ、メンタルを支える存在は大きいです

ママ、やめます~余命一年の決断~6巻の感想(ネタバレ含みます)

管理人
管理人
今回は語りたいことがあるので、がっつり気味のネタバレとなります

認めて欲しいと望んでいるのはどっち?

恭子は夢を見ました。それは病気が治って、さあこれから何をしよう~♪と盛り上がっているときに、過去の自分が登場する夢です。

過去の「イライラしながらママをしていた頃の自分」は、恭子の声も耳に入りません。

それどころか声をかけてもブツブツ文句を言いながら、一心不乱に掃除機をかけ続けているのです。

この夢の話を親友の朋絵にしたところ、朋絵は「過去の自分に、今の自分を認めて欲しいからでは?」と考えます。

朋絵自身も、今の自分は昔の自分が思い描いてた姿とは違うけれど、これはこれで幸せだから見て欲しい。そんな気持ちがあると話すのです。

管理人
管理人
確かに朋絵はブランドを立派に経営してますしね

恭子はそれで納得したようですが、それなら過去の恭子が思い描いていた未来ってどんな形だったのでしょう。

今の恭子からすれば、過去のイライラしていた自分に「そんな怖い顔してママなんてしなくてもいい、もっと力抜いてやったほうが幸せよ~」とアドバイスしたいかもしれません。

でも、当時の恭子にとってみれば、それは必死に頑張っている自分に対する否定でもありますよね。

当時はどんなに一人で家事をまわしていても、夫も子供も無関心でした。わたしを見て!という気持ちは過去の恭子の方が強いのではないかなと思いました。

管理人
管理人
今の恭子が過去の自分に対して、ひとりでよく頑張っていたねって認めてあげて欲しいです

最後に:6巻の結末キーワードは「希望」でした

子育てや家事に追われていると、目の前のやることばかりで頭がいっぱいになりがちです。

それでも時間とともに、時代は変わり、子供は成長し、前に出来なかったことが環境によって可能になっているかもしれません。

管理人
管理人
この先の未来に期待を持てると、生きたいという希望が湧いてきますね!

ママ、やめます~余命一年の決断~7巻の感想(ネタバレ含みます)

いなくなって初めて気が付くこと

名も無き家事という言葉が、2019年頃に話題となりましたね。名も無き家事とは、料理とか掃除みたいに分かりやすい名称がついていない家事のことです。

家事をメインで担当していない人にとっては、分かりやすい家事しか頭に浮かばないかもしれません。

ところが実際に家事をスムーズにまわすには、実はメインの家事より前段階の方が重要なことが多いのです。

仕事に例えるなら、メインは営業です。売り上げが上がるか、上がらないか。すごく分かりやすいですよね。

営業の人がスムーズに売り込みするには、その商品やサービスがトラブルなく存在することが必要です。

それは工場の生産管理だけでなく、もっと前の部品の仕入れ、製品の設計、作業をする人員の確保、その人材の教育、雇用の面接、それに関する事務対応・・・(以下略)

管理人
管理人
つまり家庭の中でも、メインの家事をスムーズに回すべく、様々なプロジェクトが同時進行しているってことですね

これまで家のことは、全て妻の恭子に丸投げだった夫の保。

恭子が治療に専念するためにも、夫は家庭の管理者としてリーダーシップを発揮することが出来るのでしょうか。

管理人
管理人
家事に慣れてないと、力の抜き加減がわからないから最初はめっちゃ大変です

最後に:7巻の結末キーワードは「無理」でした

これまで恭子が自分をすり減らしてやってきた家事を、家事初心者の夫と娘が同じようにやろうとしても無理があります。

お金のこと、家のこと、誰か一人が抱え込んだところで、また家族のバランスが崩れるだけです。

他の家族のために、自分が無理すればいい。そんな考えを止められるのは誰なのか。経験者の言葉は何より説得力がありますよ。

管理人
管理人
自分が少し無理すれば、全てが解決するという発想はダメ、絶対。

ママ、やめます~余命一年の決断~8巻の感想(ネタバレ含みます)

娘の気づかいと親のこころ

この巻で初めて保の母親が登場します。悪い人ではないけれど、自分の意見が絶対で、他人の意見は聞き流してしまうという困った女性です。

管理人
管理人
興味のないこと、都合の悪いことは、華麗にスルーできる羨ましいタイプですね

義母は相手に対して次々と言葉をかぶせてくるところがあり、家のなかは騒がしくなってしまいました。退院したばかりの恭子は体力が低下しているため、義母のパワーに押されるばかりです。

娘のことみの複雑な心の内を、恭子も保もゆっくり向き合う隙を与えてもらえません。

管理人
管理人
せっかく家族がお互いを気に掛けるようになったのに、邪魔しないで~!

最後に:8巻の結末キーワードは「それぞれの思い」でした

娘のことみが家族のために自分ができること、恭子と保が娘に望むこと、それぞれの気持ちを伝えて家族はまた強くなりました。

それと同時に「私の価値観こそ正義!」と疑わない義母が、さらにパワーアップしているのを知らずに・・・(笑)

管理人
管理人
8巻ラストは嵐の予感しかありません・・・コワーッ!!

ママ、やめます~余命一年の決断~9巻の感想(ネタバレ含みます)

聞く耳を持たない相手とは話が通じない!

義母が来てくれたことで、家事に関してはとても助かった恭子たち。

それでも家事が滞りなく回るだけでは、居心地の良い家庭はつくれないことは3人とも身に染みて分かっています。

管理人
管理人
実際、恭子がママをやめてから家族の仲が良くなったわけですしね

お世話になっている分、強く言えない3人は、義母に気を使いながら生活していました。

ところが、温泉で女友達からのお墨付きをもらった義母は、ますますヒートアップ!

恭子が自分らしさをとり戻した、核の部分に土足で踏み込みだしたのです。

管理人
管理人
読んでいて私も腹が立ちました!

最後に:9巻の結末キーワードは「プライド」でした

9巻のラストでは恭子が、これまでにない鬼気迫る表情を見せてくれました。

一度は失いかけた「自分らしさ」を絶対取り戻して欲しいですね。

管理人
管理人
恭子、負けるな、やったれーーーーー!

ママ、やめます~余命一年の決断~10巻の感想(ネタバレ含みます)

相手とぶつかるのは余裕が無いから

緊迫した状況から始まった10巻は、恭子の建前無しの本音をお義母さんにぶつけました。

普段の恭子だったら上手くやり過ごしたと思いますが、今の彼女には余裕が少しも残っていなかったからです。

喉がカラカラの状態で、もし最後の水を取り上げられたとしたらーー。どんなに温厚な人でも、形相を変えて水を奪い返そうとするでしょう。

恭子が今回取り上げられたものは彼女が生きる糧だったからこそ、なりふり構っていられなかったんですよね。

管理人
管理人
私ならもっと早々にキレてます。恭子は我慢強いほうだと思いました

どちらも悪気が無いだけに苦しい

いざお互いが離れて冷静になってみると、相手が何を思ってそんなことをしたのか考える余裕が出てきた二人。

お義母さんも他人の言葉を流すという悪い所はありますが、根本的にはお世話好きな女性なんですよね。

管理人
管理人
悪い人じゃないからこそ、お互いに「言ってしまった・・・」という後悔に苦しむわけですが

今回、この状況を一変させてくれたのは保の父親(恭子にとっては義父)でした。

顔こそ保に瓜二つですが、言葉に重みがあって、冷静で、相手の意見にちゃんと耳を傾ける人物です。

こういう人が一人でもいると、組織(家族)として心強いですね。

管理人
管理人
この作品の中で最もイケてる男性キャラです!再登場を希望します

最後に:10巻の結末キーワードは「理解する」でした

義母も恭子も、それぞれの主張に理屈は通っていました。

だからこそ相手の行動に不満を感じて、その結果が今回のことにつながったんですね。

足りなかったのは、自分がなぜそんな行動をするのか、それを相手がどう感じているのかを伝えあっていなかったことです。

そもそも最近までこの家庭では、娘と夫も恭子の話を聞いていなかったので、相手の話に耳を傾けることが不慣れな人ばかり。

恭子の病気をきっかけに、少しずつ変わり続けているんだなと思いました。

管理人
管理人
義実家とも良い関係に変わりつつありますね

ママ、やめます~余命一年の決断~11巻の感想(ネタバレ含みます)


現時点ではママ、やめます~余命一年の決断~ 11巻は、コミックシーモアにて先行販売されています。

それぞれの未来を想像する母と娘

いよいよこの巻から、恭子が関わるプロジェクトが本格的に動き出します。

ところが、他のメンバーと顔を合わせたことで戸惑いを感じてしまった恭子。

将来に不安が無い他のメンバーと、そうでない恭子とでは、ゴール設定の距離に違いがあり過ぎるからでしょう。

これまでは直近の課題に対して作業していましたが、これからは、もっと遠く、全体像を作り上げなければいけないですよね。

でも自分がどこまで関り続けられるか分からない状態では、どこまで深く踏み込んでいいか分かりません。それは戸惑うのも当然です。

そして将来に向けて進まなければいけないのは、恭子だけではありませんでした。それは進路に悩む娘のことみも一緒だったのです。

管理人
管理人
やりたいことは決まっているけど、どこまで進んでいいのか迷う母。何をやりたいかまだ分からない娘。将来への悩みは尽きませんね

最後に:11巻の結末キーワードは「もしかしたら」でした

11巻のラストでは、ここまで登場しなかった恭子の母親が登場します。

確かに言われてみれば、これだけ深刻な状況にも関わらず、恭子の母親が登場しなかったのに違和感ありますよね。

コミュニケーション能力が高い恭子ですら、電話をかけるのに覚悟がいるような母親とは、いったいどんな人物なのか?

管理人
管理人
恭子が結婚してから自分らしさを失ったのは、もしかして母親の影響?そんな不穏な続きが気になります!


現時点ではママ、やめます~余命一年の決断~ 11巻は、コミックシーモアにて先行販売されています。

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Kindle Unlimitedについて、もっと詳しく知りたい方は『Kindle Unlimitedとは?元が取れるひと・取れない人について簡単に説明します』で説明しています。

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